五十肩の治療法

四十肩五十肩とはどのような症状・特徴があるのでしょうか?

いわゆる『肩こり』の症状に加えて肩の痛みや、動かし辛さと著しい肩の機能低下を伴うことになるので原因や治療法について気になるところです。

五十肩の段階によって治療方法が違ってきますので、思い込みによる治療は逆効果になってしまうこともあります。

また、同じ肩関節の炎症である腱板断裂と症状がよく似ており混同しやすいので注意が必要です。

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五十肩ってどんな症状?

五十肩は、いわゆる血行不良からくる肩こりとは別物で、肩の機能低下を伴うのが特徴的です。

四十肩、五十肩の名前からも分かるように30代~60代にかけて肩関節の衰えを原因として発症しやすく、50代に最も多く発症します。

セルフチェック(自己診断)はできる?

四十肩・五十肩になると著しい肩関節機能の低下が起こりますが、徐々に痛みが強くなって行ったり、急性的に発症したりと見分けが難しい部分もあります。

また、痛みも慢性的になってくると『こんなものか』と放置してしまいがちです。すぐに専門医に診てもらうことが好ましいですが、五十肩かどうかのセルフチェックもできるので治療のきっかけとして自己診断してみましょう。

五十肩のセルフチェック

肩の動作に不自由はありませんか?

  • 肩の反対側を触れない
  • 髪を結べない
  • 腕を真っすぐ上げれない
  • 腰の後ろで手を組めない(腕が回らない)

こんな痛みはありませんか?

  • 肩から腕にかけて痛む
  • 痛くて目が覚めることがある
  • 片方の肩だけ痛む

多くあてはまる人は要注意。動画でもチェックしましょう。

『可動域が狭い』ことが最大の特徴

五十肩の最大の特徴は『可動範囲が狭く、痛みを伴う』ことなので、痛みを我慢すれば動かせる、というレベルの話ではないんですね。また、五十肩と混同しがちなのが『首の痛み』を伴うケース。五十肩は肩の炎症なので首の痛みは伴いません(首の痛みは首に起因するものが多いです。)

また、『左右どちらかの肩だけが動かない』というのも五十肩の特徴のひとつ。日常生活や癖による酷使が原因なので、両方同時に五十肩になるケースはほとんどありません。

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五十肩の完治は1年以上かかる?

五十肩と一言に言っても、実は炎症や痛みの程度によって三段階に分けられます。

  • 急性期(発症)
  • 拘縮期(痛みの和らぎ)
  • 回復期(動きも改善

症状がぜんぜん違うため、段階に合わせて適した治療をする必要があります。

急性期

急性期は、五十肩の発症~3カ月くらいの期間を指します(治癒の早い人は1ヶ月ほど)。

別名、炎症期とも言われるように、非情に強い肩関節の痛みや炎症を伴います。そのため、無理にストレッチやリハビリなどの運動療法を行うと逆に悪化してしまいます。

治療の基本は『安静』と『薬物療法』となります。

整形外科などのお医者さんからは非ステロイド性消炎鎮痛剤などが主に処方されます。

あまりに痛みが酷くて眠れない、起きてしまう場合は鎮痛剤としての坐薬や局所麻酔を用いる場合もあります。

食事療法も取り入れましょう

急性期は激しい運動もできず、薬物療法が主体となり歯がゆい思いをすることも多いと思いますが、他に自分で取り組める治療法として食事療法があります。

安静にしていることによる筋力の低下や身体を柔軟にするための栄養素や間接に優しい栄養素を積極的に摂りましょう。

筋肉を付けるための食品

身体や筋肉を作るタンパク質やビタミンB1、ビタミンEを多く含む食品です。

主食となる穀物、小麦、玄米や豆、くるみなど。

個人的なおススメは、白米に雑穀米を混ぜて食べるのが手軽かつ健康的だと思います。(お米を炊く時にササっと混ぜるだけですからね)

体組織・肩関節を柔軟にする食物

安静にしていると関節が硬貨ししまうので、ストレッチをしたくなるのもやまやまですが、急性期はジッと我慢…肩関節の柔軟性を保つための食品を摂りましょう。

ごま、里いも、とろろいも、昆布、わかめ、もずく、きくらげ、納豆などが手軽に食べられるおススメの食材です。コンドロイチンやヒアルロン酸など聞き馴染みのある関節に重要な栄養素が豊富に含まれています。

ただ、全ての食べ物を採ろうとしても大変ですし、ある程度の量を食べなる必要もあります。手軽にサプリメントの力を借りるのも賢い方法です。

拘縮期(こうしゅくき)

強い痛みと炎症が少しずつ和らいでくると、急性期から拘縮期に移行します。

期間は五十肩発症後3カ月~1年…結構長いですよね?眠れなくなるような痛みは無くなりますが、まだまだ肩を動かし難い状態が続きます。

治療は『薬物療法』の継続と可動域を広げるためのストレッチやリハビリといった『運動療法』を少しずつ取り入れていきましょう。もちろん、まだ完治したわけではありませんから激しい運動は厳禁です。

振り子運動はお医者さんによっては急性期にも用いることのあるリハビリなのでおすすめです。

ヨガの『三角のポーズ』もおススメ

ヨガと言えば美容とかダイエットのイメージが強いかもしれませんが、五十肩の改善にも良いと言われています。

とくに『三角のポーズ』は心臓や肺を活発化して体の不調を改善させる一石二鳥、三鳥のスペシャルポーズとされるので是非マスターしたいところ。

回復期

痛みもほとんどなくなり、肩関節の可動域も広くなってくると回復期になります。

目安としては五十肩発症から1年以降。ほんと五十肩を治すのって大変だというのが分かって戴けるでしょう。

ここまで来ると『薬物療法』はお終い。治療の中心は『運動療法』に移っていきます。運動療法を根気よく続けることで肩も元通り自由に動かせるようになります。

スポーツを一時中断していた人も再開して大丈夫でしょう。

五十肩の放置は絶対ダメ!

四十肩や五十肩の治療方法について説明してきましたが、治癒が早い人であれば3~6カ月程度で完治する人も少なくありません。

また、安静にしていれば『自然に治ってしまう』こともゼロではありません。

しかしながら、急性期に放置してしまうこと最悪痛みは取れても肩の可動範囲が回復しない…という最悪の事態に陥ることもありますので、気を抜かずに適切な治療をおこないましょう。

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