赤ちゃんにユーカリオイルは避けるべき?

赤ちゃんに使うことが勧められない精油はいくつかあり、ユーカリはその中でもよく話題にあがります。

ここではユーカリがなぜ使えないのか、どういった使い方なら大丈夫か、何歳くらいからOKになるのかを記述します。

なぜダメなのか、しっかり理解したい方向けの記事になっています。

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ユーカリの赤ちゃんへの影響

まずユーカリについて簡単にお話します。

ユーカリは、オーストラリアでコアラが食べるものとして知られています。ではコアラがなぜユーカリを食べるのか知っているでしょうか?

実はユーカリは葉に毒性を持ち、多くの動物は食べることができないのです。動きのゆっくりしたコアラですが、この毒を分解する能力に優れているために生き延びることができたのですね。

 

ユーカリに含まれる毒素

ユーカリには他のアロマオイルにも含まれる毒素と、ユーカリ独自の毒素の両方が含まれています。

前者はシネオールフェノール、後者は青酸化合物です。

特に青酸化合物はヒトへの影響が大きく、経口投与すると赤ちゃんでは少量でも症状が出現します。全身の酸素不足により、頭痛や嘔吐、血圧低下、呼吸困難感などが出現し、最悪は死に至ります。大人でも死亡者が出たことがあります。

もちろんこれは経口投与の場合なので、通常のアロマテラピーではここまで劇的な症状は出現しないと考えられます。

とは言え赤ちゃんは何をするか分からず、何も起こらないとは言えないので、口に入るような状況は避ける、直接皮膚に付けることは避けるといった配慮は必要だと思います。

 

ユーカリ以外に避けるオイルは?

赤ちゃんの場合は肝臓が十分に成長していないため、解毒酵素が備わっていません。

そのため見た目で見える以上に、体内ではダメージを受けてしまうことがあります。

神経毒性のあるケトン・ラクトン系や、分解産物が毒性を持つアルコール系、ホルモン様作用を持つフェノール系の成分を含むアロマオイルは避けた方が良いでしょう。

 

どのアロマオイルに含まれるの?

具体的には

 

  • ラズベリーリーフ
  • カモミール
  • ローズマリー
  • レモングラス
  • セージ
  • バジル
  • ジャスミン
  • スイートマジョラム
  • オレガノ
  • シトロネラ
  • タイム
  • ローレル
  • ペパーミント
  • ハッカ

 

等です。

これを見ていると、どうやら葉・草系のアロマオイルが多く該当するようですね。

その他のアロマオイルでも、成分名から上記成分に該当する可能性がある場合は、調べた方が良いでしょう。

 

どのくらいまでなら大丈夫?

分量を示すことはできないため、あくまで目安となります。(医薬品ではないため)

 

芳香浴は問題ない

芳香浴で使われるアロマはほとんど薄められているため、さほど問題となりません。

むしろ去痰作用などが期待できることもあり、芳香浴で用いるのはお勧めです。

 

少し濃度が高い場合は注意

例えばスプレーに入れる場合、掃除用に薄めた液剤を用いる場合は、芳香浴よりも濃度が高いため多少注意が必要です。

それでも大体の場合は問題にはならないと思います。

 

原液やアロマオイルは避けよう

直接精油を染みこませたり、キャリアオイルに精油を垂らしてアロマオイルとしたものは、念のため使わないようにしましょう。

経皮毒性は少ないと言われていますが、赤ちゃんの体に触れたものは、口から入ることがあると考えた方が良いです。

アロマポットの受け皿なども目につかないようにしておきましょう。

 

絶対に飲ませてはいけない量

ユーカリのLD50は4.44g/kgということなので、3kgの赤ちゃんであれば13gが致死量になります。

つまりアロマオイルの瓶を1本飲んでしまった場合は命に関わるという計算になります。

アロマオイルを赤ちゃんが飲んだ場合、全速力で病院に駆け込んで下さい。

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何歳くらいからなら大丈夫?

一般的には3~4歳くらいになれば、使い始めても大丈夫だろうと言われています。

ただ子どもは成長の個人差が大きく、肝臓の発達、各器官系の成長具合はまちまちなので、5歳くらいまで様子を見た方が良いのではないかと、私個人は思っています。

高濃度で吸入しないように、しっかり管理された芳香浴であれば、何歳でも大丈夫だと思いますよ。

 

まとめ

ユーカリの毒性について、目安となる量や使用可能な年齢などについて書いてきました。

ユーカリに限らず、上で述べたような成分を含むものは、赤ちゃんが高濃度で吸入しないための対策が必要です。

仕事柄、危険性の記述が多くなってしまいましたが、「使えない理由」をしっかり理解してアロマオイルを選べるようになって頂けたら幸いです。

ユーカリは消毒作用や去痰作用のために好んで使う方が多いですが、これらの作用は他のアロマオイルで代用することができます。

せっかくですから、いつもは使わないけど赤ちゃんに優しいアロマオイルを探す良いきっかけとして下さいね。

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