花粉症の3大症状の1つ「目のかゆみ」。
人によっては涙が止まらない、目が腫れていたくて仕方ないという症状が出ることもあります。
そのメカニズムを簡単に説明し、このかゆみを軽減するアロマオイルを試してみませんか?
この記事では
- どうして花粉症で目がかゆくなる?
- 目のかゆみに効くアロマは?
- ディフューザーとマスクのどちらが効く?
- おススメのレシピは?
について紹介していきます!
目次
どうして花粉症で目が痒くなる?そのメカニズムは?
鼻水・鼻づまりの項でも書きましたが、花粉症による症状はヒスタミンやロイコトリエンなどが過剰に分泌されることに由来しています。
花粉症で目がかゆくなる場合には季節性のアレルギー性結膜炎と診断されます。
まずは、花粉症で目が痒くなるメカニズムを紹介していきます。
1.目の粘膜に花粉が付着すると、白血球が駆けつけ抗体ができる
花粉症の場合には、鼻から侵入する花粉と目の粘膜に直接付着する花粉の両方が目のかゆみの原因となります。
花粉を退治しようとした白血球により、2度目の侵入に備えて抗体が作られます。
一度体内で抗体と肥満細胞の結合体がいっぱいできてしまうと、自然に治ることは期待できません。
2.ヒスタミンにより涙が増え、ロイコトリエンによって目が腫れる
肥満細胞が放出するヒスタミンには分泌作用があり、これによって涙や鼻水が増加します。またロイコトリエンという化学物質によって、粘膜に水が滲出するため目が腫れます。
この炎症が起こっている状態が目のかゆみを引き起こしています。
3.これらの化学物質は直接神経に作用することも
一連のアレルギー反応で作り出される化学物質は、直接知覚神経にも作用することがあります。
この場合には痛みやかゆみが体の内側で引き起こされるため、どこが痛いのか自分でもわからないことがあります。痛みやかゆみの種類を言葉で説明することで、お医者さんが判断できることもありますから、病院へ行く場合はなるべく具体的に言葉で表しましょう。
例えば「鼻の奥がズキズキする」「目がチクチクしたり、虫に刺されたみたいに痛い」などと表現します。
目の痒みに効くアロマ!おすすめのレシピ
またまた前置きが長くなってしまいましたが、目のかゆみを軽減する精油をご紹介したいと思います。
目のかゆみには炎症を抑える作用を持つ精油がおすすめです。
例えばラベンダーやカモミール、ミント系に抗炎症作用があります。
人によって感じ方は違うと思いますが花系の香りが好きならラベンダー、草系の香りが好きならカモミールでしょうか?好きな方を選んでくださいね!
ディフューザーを使う場合
それぞれの精油を1,2滴ほど受け皿に入れ、スイッチONするだけです。
ただし目のかゆみの軽減を期待する場合には
ディフューザーはあまり勧めません。
理由はもちろん、拡散してしまうからです。
もし使うのであればいつもよりも使用量を増やすと良いでしょう。
ディフューザーは拡散してしまうので効果は半減
マスクを使う場合
目のかゆみ軽減を期待する場合には
ディフューザーよりもマスクの方が効果的です。
マスクの外側に1滴ラベンダーかカモミールをたらしておくだけで十分効果があります。
この方法は花粉症に限らず、目が腫れぼったい時にも使えます。
目の痒み対策ならディフューザーよりマスク!
こっちもブレンドしよう!
上で挙げたような精油と、自分の好みの精油をブレンドすると良いと思います。
筆者のおすすめは
- スイートオレンジ2滴
- ネロリ1滴(あれば)
- ラベンダー2滴
です。
オレンジは身近な匂いであると同時に好きな人が多い精油です。
この快刺激に加えて、
ラベンダーのリラックス作用と抗炎症作用を同時に得ようという贅沢レシピです。
やや高級ですが筆者のインタビューではネロリも好きな人が多かったので、持っていれば加えてみて下さい。
花粉症対策に良いだけでなく、香りだけで幸せな気持ちになれますよ。
初めての方もお試しください
いかがでしたか?
花粉症が辛い方にとっては症状を和らげるかどうかは死活問題です。
毎年いろいろな物を試してみるけどなんかイマイチ…
そんな方は今年は是非、アロマテラピーを試してみてはいかがでしょうか!?