百日咳ってどんな病気?症状や治し方は?

長い間咳が止まらない!

しかもその原因が分からない方は、百日咳菌に感染している可能性があります。

百日咳は予防接種していても感染することがある上、成人の間で増加してきているため、症状や治し方の基礎知識を知っておいた方が良い病気です。

また、同じように咳が止まらなくなるマイコプラズマもありますから見分け方や症状の違いも知っておきたいものです。

この記事では

  • 百日咳ってどんな病気?
  • それって本当に百日咳?
  • 特徴的な症状は?
  • 百日咳の特定方法
  • 予防手段、感染予防は?
  • マイコプラズマとの違いは?

についてまとめています。ぜひ最後までお読みください。

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まず、『百日咳』ってどんな病気?

『百日咳』と言う名前から、咳が長引く=百日咳を思い浮かべる病気ですが、そもそも百日咳ってどんな病気なのでしょうか?

基本的なところから確認していきましょう!

百日咳菌による気道感染症

百日咳菌による気道感染症

百日咳菌 出典:wikipedia Bemoeial~commonswiki

2週間以上の咳が続く場合には、百日咳菌感染症の可能性があります。

『百日咳』とは良く聞きますが、『百日咳菌』はあまり聞き馴染みがありませんよね?細菌によるものだと知って、驚く人も少なくありません。

この百日咳菌に感染すると、毒素により気道の細胞が破壊され、止まらない、長引く咳が出るようになります。

2007年から成人の患者が増加している

百日咳の患者数

日本全国の百日咳患者年間発生報告数推移

近年は、百日咳菌の抗体が弱くなったためか成人の感染症が増加してきていると言われています。

特に若い人の間で流行が起こったこともあり、油断はできません。

かつては2~3年に1度流行すると言われてきましたが、2007年からは急増し高い水準で発症数が維持していることが分かります。

それ、本当に百日咳ですか?

ただ、咳が止まらない=百日咳とするのは早合点で、咳が止まらなくなる病気は百日咳の他にもいくつか挙げられます。

長期の咳が続く場合には、百日咳以外にマイコプラズマ肺炎クラミジアなどの感染症の可能性があります。

他にも肺炎や結核などの類似疾患があり、長引く咳という症状だけでは百日咳とは断定できません。

また、喘息や逆流性食道炎などの場合にも反射による咳が続くことがあります。

 

百日咳の特徴的な症状は?

百日咳は感染してから1週間程度で、風邪のような症状が出てきます。

咳も出るのですが、それが徐々に「ヒューという高い笛のような音」の出る咳に変わっていき、これがしばらく続きます。

最終的に回復するまでには2か月ほどかかることもあります。

悩む女性B

百日咳の潜伏期間は約1週間!

治るのに2ヶ月ほどかかることも

特徴的なのは「笛のような音」と「咳の後の吐き気」

百日咳の特徴は、吸気性笛声と呼ばれる笛のような、叫ぶような音と表現される咳が特徴です。

この音は息を吸い込む時に鳴ることが多いと言われています。

また咳をした後に吐き気がしたり、実際に嘔吐してしまうということがあった場合にも、百日咳が強く疑われます。

  • ヒューヒューと笛のような音が出る
  • 息を吸い込む時にも鳴る
  • 咳をした後の吐き気

百日咳と特定する方法は?

百日咳の特徴的な症状を紹介してきましたが、それでも他の咳が長引く病気との見分けが難しいです。

重要なのは、自分で疑い、問診時に相談してみること。

百日咳はその症状から、ただの風邪と間違われてしまうことがあります。

お医者さんに百日咳の知識があれば、長く続く咳などからその可能性を探ってくれますが、感染症の専門ではない場合にはマイコプラズマなどとの鑑別が難しいこともあります。

一番確実なのは自分から具体的な症状を訴え、

悩む女性B

咳が止まりません。百日咳を疑っていますので検査をお願いします。

と相談してみることです。

 

マイコプラズマ肺炎との違いは咳の仕方

長引く咳、止まらない咳、百日咳と似たような症状をもつものにマイコプラズマがありますが、咳の音で判別することができます。

  • 百日咳は「ヒューという笛のような音」、
  • マイコプラズマは「コンコンという痰の出ない乾いた咳」

が特徴です。

しかし両方を経験した人でなければ区別は難しいので、臨床検査でしっかりと鑑別してもらう必要があります。

【関連記事】止まらない咳はマイコプラズマ肺炎?症状や治し方、見分け方は?

お医者さんはどう見分けるの?

どんな風に百日咳を鑑別するの?

百日咳を正確に鑑別する細菌培養はシャーレに痰(たん)を塗って、菌が生えてくるか確認する方法がメジャーです。

百日咳菌は育ちにくい菌のため、培養の結果が出るまで1週間程度かかることが多く、またある程度症状が出てから時間が経ってしまっている場合には、生えてこないこともあります。

血液検査もあります

血液検査も抗体を調べるために行われますが、普通の人の場合は予防接種により抗体ができているので、1度では確定できず2回採血して変化を調べることになります。

こちらは2週間程度、間を空けて採血が行われるため結果が出るまでに時間がかかります。

LAMP法など少々高額な検査法もありますが、病院によっては設備がないこともあります。

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予防手段や感染予防について

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百日咳は3種混合ワクチンによる予防接種があります。

しかしその免疫効果は弱く、予防接種していてもかかることがあります。

うがい手洗いを徹底しよう

百日咳の治療には、マクロライド抗生剤が処方されますが治療の意義よりも、周囲への感染性を弱める効果があると言われています。

感染者は数日の隔離が必要となることもあり、その間はマスクなどをせずに人に近づいたり出歩いてはいけません。

しっかり薬を服用して治しましょう。

感染していない方は、うがい手洗いを徹底することで菌の侵入をある程度防ぐことが出来ますので、外から帰ったら忘れずにするようにしましょう。

サージカルマスクをするのも有効です。

放置しておくと後遺症が残ることも

長引く咳の場合には、百日咳やマイコプラズマが疑われますが、時間が経ってしまうと確定診断が難しくなります。

そのため2週間咳が止まらない、あるいは笛のような咳が出る場合には、すぐに病院へ行きましょう。

放置しておくと、治癒したとしても気管支炎や息切れ、吐き気を伴う咳などの後遺症が残ることもあるので侮ってはいけません。

筆者の知り合いの主婦さんで、しばらく咳が続き病院に行ったら百日咳でしたという人がいました。

身の回りの人が百日咳だったというのもありえない話ではないようなので、怪しい場合にはしっかりマスクをして病院に行きましょう。

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