ステロイド軟膏の効果と副作用!目の周りは?妊婦さんや赤ちゃんなら?

湿疹や肌の炎症、アトピーなどに強力な抗炎症作用が期待でき即効性が高いステロイド

しかし副作用も多く、特に妊婦さん赤ちゃんに使うことを心配されている方も多いでしょう。特に私たちの身近にあるステロイド軟膏は効果が高い反面、ステロイドの副作用が心配です。

特に目の周りの湿疹に使えるか、妊婦さんや赤ちゃんには使用できるかなど、使用前に正しく理解しておく必要があります。

この記事では

  • ステロイド軟膏のスゴイところ
  • 目の周りに塗っても大丈夫?
  • 妊婦さんや赤ちゃんに使っても大丈夫なの?
  • ステロイド軟膏の代わりになる薬はある?

についてご紹介します。

スポンサードリンク

Q.1 ステロイド軟膏のスゴイところは?

ステロイド軟膏の副作用って?

 

A.1 ステロイドは超強力な抗炎症剤です。

ヒトの体内で分泌されるホルモンのうち、ステロイド環という構造を持っているものをステロイドホルモンと呼びます。

このうち糖質コルチコイドというステロイドが強力な抗炎症作用を持っています。

即効性、効果が抜群であり、皮膚科領域では歴史も長く、一般的な薬となっています。

 

Q.2 ステロイドの副作用は?軟膏ならリスクが少ない?

ステロイド軟膏の効果と副作用!目の周りは?妊婦さんや赤ちゃんなら?

 

A.2 外用薬の軟膏であれば副作用は局所的です。

ステロイドは皮膚症状に対して用いるのですが、最初のころは内服薬として使われていました。

あまりに強いステロイドを長期に内服すると、骨粗しょう症高血圧糖尿病などの全身的副作用が生じることがありました。

しかし、外用薬軟膏など)として利用するれば、副作用は塗布した部分だけにとどまります。

これは局所的副作用と呼ばれています。

ただし長期間利用すると、皮膚を通して血管に入り全身に副作用が生じることがあります。

 

Q.3 目の周りに塗っても大丈夫?

ステロイド軟膏は目の周りに塗っても大丈夫?

 

A.3 厳密には問題ないが、目に入らないよう注意が必要

厳密に言えば、ステロイド軟膏は目の周囲の炎症に用いても問題はありません

まぶたなど目よりも上で用いる場合には、汗や涙に溶けて目に入ってしまうことがありますが、点滴するステロイドがあるくらいですから、1,2回目に入ってもすぐに病院に行く必要はないでしょう。

ただし、ステロイドには眼圧上昇作用があるため、それが原因で緑内障が生じるリスクがあります。

緑内障は稀な疾患ではありますが、視力などに異常を感じたら眼科に行き、ステロイドを使っていることを伝えて眼圧のチェックをしてもらいましょう。

 

Q.4 顔は副作用が生じやすい?

ステロイド軟膏はニキビの原因になる?

 

A.5 ニキビの悪化、皮膚の萎縮などが生じやすい

ステロイドには抗炎症作用、つまり免疫を抑えてしまう働きがありますから、例えばニキビ菌が原因のニキビが悪化することがあります。

また毛細血管が拡張したり、皮膚の委縮が目立つことがあります。

薬を使うのをやめれば徐々に直りますが、その間リバウンドと呼ばれる症状の悪化が見られることがあります。

強いステロイドは強力な副作用を引き起こすことがあるので、

皮膚科学会では「ミディアムクラス」以下が原則とされています。

 

Q. 妊婦さんは使っても良い?

妊婦さんにステロイド軟膏を使ってもいい?

 

A.外用薬なので影響は少ないです。

赤ちゃんは胎盤を通してお母さんと繋がっていますので、影響があるのはお母さんの血液にステロイドが入った場合のみです。

ステロイド軟膏であれば皮膚だけに作用しますので、使用しても問題はありません。

ただし2週間以上の長期にわたって使用する場合には、皮膚からの吸収を考慮しなければならないため、産婦人科で相談した方が良いと考えらえます。

 

Q. 赤ちゃんには使ってはいけない?

赤ちゃんにステロイド軟膏を使ってもいい?

 

A.大人よりも慎重になるべき

赤ちゃんの場合は皮膚が薄いために、軟膏であっても吸収される確率が高くなります

そのため、副作用が出やすく、量や強さを少なくするなどの配慮が必要です。

具体的に2歳以下ですと、「マイルドクラス」以下が良いそうです。特にほっぺたや陰部などの、ステロイドの吸収率が高いところには塗るべきではないというお医者さんもいらっしゃいます。

 

スポンサードリンク

ステロイドの含まれない軟膏もある

赤ちゃんの場合には副作用を避けるため、ステロイドを含まない抗炎症剤が使用されることもあります。

市販の物も多く流通していますが、ステロイドが心配でしたら専門的な小児科で相談してみましょう。

 

ノンステロイド外用薬

ノンステロイド外用薬はステロイドと比べると副作用が少ないと言われています。そのため脱ステロイド療法としてこれを推奨する先生もいるようです。

ただし、ステロイドと比べて抗炎症作用が弱いうえ、人によってはかぶれる場合もあるため注意が必要です。

抗ヒスタミン剤などによる抗炎症作用があるものや、保湿効果のあるものなどがあります。

 

保湿剤など

湿疹などに対しては、吸水軟こうや親水軟こうなどの保湿剤が使われることがあります。

 

タクロリムス軟膏

1999年に登場した比較的新しい薬です。

成人用と小児用があり、特に顔の症状に対して高い効果があります。

ステロイド軟膏よりも扱いが難しく、また丘疹が多発するような重症度が高いケースでは十分な効果が得られないそうです。経験の多いお医者さんに相談しましょう。

 

まとめ

皮膚科ではアトピー性皮膚炎などに対しては、ステロイドを使うのが一般的です。

軟膏として使う場合には副作用が出たとしても、大体の場合は局所的副作用で済みます

副作用を恐れるあまりステロイドを拒否し、悪化してしまっては元も子もありません

注意点が多く扱いの難しい薬ですが、最初から怖がらずにお医者さんに相談しながら使っていきましょう。

スポンサードリンク