銀杏って臭いですよね?

私はあの匂いが大嫌いで、銀杏並木の側を通る時は鼻を摘まみながらダッシュで駆け抜けます。

でも一方で、秋に旬を迎えるのも事実で茶碗蒸しに入った銀杏って美味しいですよね。

道に実が落ちると臭いのに、食べると美味しい、これって不思議じゃないですか?

この記事では

  • 銀杏が臭い理由
  • 銀杏の臭いの成分
  • 銀杏以外の臭い植物
  • どうして食べる銀杏は臭くないのか?

について紹介していきます。

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銀杏が臭い理由は?

銀杏が臭いの原因は何?食べたら臭う?食べ過ぎはダメ?

銀杏が臭うのはズバリ、食べられないようにするためです。

この臭いは酪酸ぺプタン酸という、どちらも腐敗したような独特の不快臭を発する物質で、私たち人間だけでなくサルやネズミなどの哺乳流全般に嫌われる臭いとされています。

ある意味、銀杏の自衛機能とも言えます。

でも、こう言った自衛機能(本能)を持つ動植物って自然界ではごくごく普通です。

ドクガエルやドクキノコ、フグだって食べられない様に体に毒を持ちますし、例えば昆虫のナナフシは鳥などの天敵に見つからないように草葉に似た容姿・擬態を使います。

(タコやカメレオン、シマウマだってそうですよね?)

また逆に、良い臭いや蜜でミツバチなどの花粉を運んでくれる虫を誘うことで繁殖する植物(虫媒花)もありますよね。

自然にはいつも驚かされますね。

 

銀杏って凄いんです

銀杏が臭いの原因は何?食べたら臭う?食べ過ぎはダメ?

銀杏街路樹として良く植樹されるように、繁殖力が強く、害虫が寄り付きにくく、手入れも最低限で済む『丈夫な植物』の代表格です。

それもあってか、銀杏は遥か昔に絶滅した恐竜たちの時代から生き残っている種族だと分かっていて、植物学の世界では『古代の植物』、『生きた化石』なんて言われているんですよ。

私は生きた化石と言えばシーラカンスを真っ先に想像しますが、まさかこんなに身近に銀杏という『生きた化石』が居るとは思いませんでしたね。

ちなみに、恐竜は銀杏の実が大好きで、恐竜の糞の中にあった銀杏の実が世界各地で発芽して広まったと言う説(都市伝説?)もあります。

あの熟した強烈な臭いを好んで食べるなんて、恐竜の嗅覚って狂っていたのかもしれませんね笑

ちなみに、アライグマも臭い銀杏が大好きです笑

アライグマは臭い銀杏が大好き

カラスもタヌキもキツネもリスも寄り付かないのに、アライグマって凄いんですね~

 

他にもある”臭い植物”たち

ちょっと脱線しますが、世界には銀杏の他にも臭い植物があります。

いや、銀杏なんてジャスミンの香りに思えるほど臭いものもあります(?)

 

世界最大の花を咲かすラフレシア

銀杏が臭いの原因は何?食べたら臭う?食べ過ぎはダメ?

ラフレシアと言う花をご存知でしょうか?

某ガンダムではありませんが、東南アジアに生息する直径90cmにも及ぶ世界最大の花を咲かせる寄生植物です。

寄生植物って聞くからにヤバそうな花ですが、汲み取り便所のような腐臭を発すると表現されています。

実はこれ、外敵を寄せ付けない護衛機能ではなく悪臭に寄ってくるハエなどの虫利用して受粉させる虫媒花なんですね~

蓼食う虫も好き好きと言いますが、不思議な植物も居るものですね。

 

世界一臭い!スマトラオオコンニャク

銀杏が臭いの原因は何?食べたら臭う?食べ過ぎはダメ?

7年に1度、2日間しか咲かない夜にも珍しい花を咲かせるスマトラオオコンニャク絶世の美しい花が咲くのかと思ったら、世界一臭い花を咲かせるとギネスにも認定されるほど

2015年7月に神代植物公園で花が咲いたと話題になりましたが、腐った肉のような臭いを放つことから死体花と呼ばれるスゴい奴です。

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食べる銀杏はなぜ臭くないの?

銀杏が臭いの原因は何?食べたら臭う?食べ過ぎはダメ?

道に落ちるとトンでもなく臭くなる銀杏ですが、茶碗蒸しや串焼きで食べる銀杏は臭いませんよね?

これはなぜでしょうか?

もしも食べる銀杏が臭かったら、ニンニクやニラの様に食べた後の口臭が気になるはずですが…

銀杏は実が熟す過程で先ほど紹介した臭い成分の酪酸ペプタン酸が増えていきます。

しかし、臭うのは銀杏の外皮の部分なので、中身(食べる部分)は洗って干してやれば臭いはほとんど残らないんですね!

それでも微かに臭いが残ることがありますが、熱を通したり、煮たりする過程で完全に嫌な臭いが無くなってしまいます

銀杏の構造はこんな感じ↓

銀杏の構造

 

銀杏の下処理方法の動画があるので拾って食べる方は参考にしてみてはどうでしょう?

いかがでしたか?

多少話が脱線したところもありますが、銀杏が臭い理由についてまとめてきました。

秋の味覚には欠かせない銀杏、アレルギー中毒の恐れもあるので食べ過ぎ(特に幼児)の注意が必要ですが旬の味覚を楽しみたいものですね!

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