正しい習字筆のお手入れ

年末年始が近づくと、書道の授業が増えますよね。

お正月には書初めもあり、子供たちが『字』に親しむ良い機会ですが、書道の筆を洗うのってとても大変じゃありませんか?

固まってカチコチになっているし、お道具箱の中は墨だらけになるし、筆の先が割れてしまったり、最悪の場合カビが生えてしまったり…

さらには筆を洗った洗面所や床が墨だらけになってしまうこともパパ・ママには悩みのタネかもしれませんね。

そこで、この記事では

  • 書き終わった筆はどうする?
  • 家に持ち帰ったらまずすることは?
  • 洗い終わったらどうする?

などなど、書道の筆の正しい洗い方・お手入れついてまとめました。

スポンサードリンク

書き終わった筆、まずはどうする?

習字で書き終わった筆は、そのまま道具箱に仕舞ってはいけません。

まずは余分な墨をしっかりと紙に吸い取らせること

それから持って帰るようにしましょう。

穂先に無駄な墨がついたまま筆が乾燥してしまうと、カッチコチに固まってしまい次に使う時に大変です。

また、変な癖が付いて筆の先が割れる原因になったり、道具箱から鞄の中に墨が染み出したりと大参事に繋がりかねません。

ここからは、筆の余分な墨を取る方法を紹介します。

書き損じた半紙で墨を取りましょう

まず、筆が余分に吸収している墨を拭き取ってやります。

大量のティッシュを使って吸収するお子さんも居るかもしれませんが、まずは書き損じた半紙を使って筆の墨を取りましょう

習字では多くの半紙を使いますが、書き損じはゴミになってしまうだけ。そのまま捨ててしまうのは勿体ないです。墨を吸い取らせるために積極的に利用しましょう。また、作法に反するわけではありませんので、心配ありません。

完全に墨を取りきる必要はなく、半紙を充ててもジワっと裏まで染み出てこない、ほとんど墨がつかなくなった程度でOKです。墨を吸い取らせてから筆の毛の部分に半紙を巻き、上から筆巻きで巻いて持ち帰りましょう。

ゴシゴシ墨を取るのはNG

書き終わった筆には見た目以上の墨が含まれているので、取っても取っても墨が出てきて、歯がゆい思いをするかもしれません。

しかし、だからと言って筆を半紙でゴシゴシ擦って墨を取るのはNGです。

穂先の墨を吹く時には、半紙を折り、そこに穂先を挟むようにします。その時に注意するのは、毛並みに逆らわず、とにかくゴシゴシこすらないことです。

筆の毛の流れに沿ってやさしく半紙をなぞるようにして墨を吸わせます。無理な力を込めてしまうと筆に変な癖がつく原因になり、毛先が割れたりまとまりが悪くなる原因となります。

ブルドッグ

筆を持ち帰るときのポイント

  • まずは余分な墨を吸い取る!
  • 書き損じの半紙を使おう!
  • 作法に反するわけではないので安心
  • ジワっと染み込まない程度に吸収
  • ゴシゴシ拭き取るのはダメ!

筆を家に持ち帰ったら?

習字や書初めの授業があった日は、翌日に持ち越さずその日のうちに筆を洗うようにしましょう。

ここを怠けてしまうと、使い終わってすぐに墨を吸い取った苦労が水の泡となってしまいます。

洗うのはキッチンよりシンクで

洗面台よりもキッチンのシンクを使うのがおすすめです。

もちろん各家庭によるとは思いますが、洗面台よりもシンクのほうが深くて墨が飛び散り難いです。

また、洗面台だと墨の汚れが付きやすく、後のお手入れに手間がかかるためです。

空き瓶を使うと便利です

ジャムの空き瓶など、筆の毛の部分が浸かるくらいの大きさの容器に水をいれます。その中で筆を揺らして墨を落としていきます。容器の底に筆を押し付けないよう、優しく行います。

墨が固まっている場合は、指先で優しくほぐしながら洗います。水が真っ黒になったら水を替え、ほとんど水が汚れなくなるまでこの作業を繰り返します。

このとき、お湯を使ったり、筆のつけ根まで長い間水に浸していると、筆の軸と毛の部分をつなぐ接着剤が溶けてしまうことがあるので、注意が必要です。

また流水で直接洗うと筆の毛の流れを乱してしまうので、おすすめしません。穂先の付け根辺りに洗い残りが溜まりやすいので、注意して洗います。

ちょうど良い動画がありますので、紹介しておきますね♪

猫

筆を洗う時のポイント

  • シンクで、空き瓶を使うと楽
  • お湯ではなく、ぬるま湯か水で洗おう
  • 流水に直接当てるのはNG
  • 穂先の付け根も入念に

スポンサードリンク

洗い終わったら?

筆を洗い終えたら、次は乾燥保管の準備をします。

筆の毛の流れを整えながら、ティッシュや柔らかい布で水分を取ってあげましょう。

毛並みを整えます

洗い終わったら、毛並みを整えます。

この作業をしっかりやってあげないと、乾いたあとに毛の先が割れたりボサボサになったりする原因となりますので大切な工程です。

指の腹の部分で穂先の根元を摘まんで、毛先に逆らわないようにスライドして整えてやれば綺麗に毛並みが揃います。

持ち手部分も綺麗に!

筆のお手入れは毛先ばかりに気を取られてしまいますが、(持ち手)の部分もしっかりお手入れしましょう。

持ち手の部分も、水気が残っているとカビが生える原因になってしまいます。毛先と同じように綺麗なティッシュや汚れても良いタオルなどでしっかりと水気を取ってあげましょう。

干して乾燥させましょう

大体の水分が取れたら、風通しの良いところで陰干しします。

筆を吊るす場所があれば、穂先を下にして風通しの良い所に吊るし、乾燥させます。かけひもをとめて、ハンガーなどをつかって毛先が下になるように吊るすとよいです。

すぐにお道具箱にしまう際には、穂先に半紙を巻いておくと、余分な水分を吸いとってくれます。

キャップは要るの?

片付けるときには、購入時についていたキャップは使用しません

いつまでも保管している人も居ますが、キャップを付けるとカビの発生や、筆の毛の流れを乱す原因になるためです。

完全に乾いたら、筆巻きで巻いて保管します。

綺麗な字を書きたいですね!

いかがでしたか?

習字・書初めの筆の洗い方を紹介してきました。

子供の頃はあまり気にしませんでしたが、大人になると字が綺麗な人が羨ましくてたまりません。

『弘法筆を選ばず』とは言うものの、やはり万全な筆の状態で子供たちには習字をしてほしいものです。

筆をしっかりとお手入れして、綺麗な字が書ける大人になってほしいですね!

スポンサードリンク