絵本の読み聞かせ!毎日同じ絵本でも大丈夫?

最近、絵本の読み聞かせが話題になっていますよね。

日本テレビの人気番組「世界一受けたい授業」でも「読み聞かせの授業」が2回も放送されました。

新作絵本が毎月何百冊も出版され、話題になる絵本がメディアで紹介されたりして今や絵本ブームといっても過言ではないでしょう。

そんな中、

女性

たくさん絵本を買ってもお気に入りの一冊しか読もうとしない。

読み聞かせをしようとしても同じ本ばかり読まされる。

こんな悩みを持つ方が多いようです。

そこで、どうして子どもは同じ本ばかり読みたがるのか?についてまとめてみました。

記事の後半では他の本も読んでほしいときのアドバイスも紹介しているので参考にしていただければ幸いです。

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どうして同じ本ばかり読みたがるの?

子どもが同じ本ばかり読みたがるのにはもちろん理由があるのでずか、実は、年齢によって理由が異なることはご存じでしたか?

1歳~2歳

読み聞かせは早い方は生後9か月くらいから始める方もいらっしゃいますが、たいていの方は1歳を過ぎてからでしょう。

1歳~2歳くらいの赤ちゃん時代は、生まれて初めて絵本を読んでもらった時の、お母さんの声の心地よさ、楽しい感覚、目で見た刺激をもう一度味わいたいという欲求がわいてくる頃です。

繰り返し読んでもらう事によってその欲求が満たされるのです。つまり、赤ちゃんの心が安定するのです。

お母さんへの信頼感に繋がる

お母さんへの安心感は信頼感にもつながります。

赤ちゃんの時は気付かないかもしれませんが、この「お母さんへの信頼感」は小学生・中学生となるにつれ非常に大事なものになります。

例えば、いじめられている子は「親が心配するから相談できない」と言いますが、親を信頼していればそんな事は考えません。

お子さんが親に何でも話すのは「親を信頼している」から。その信頼感は赤ちゃんの頃から絵本を読む事によっても育む事ができるのです。

また、赤ちゃんの心が安定すると夜泣きが少なくなるという報告もあります。ですから、、読んで読んでと言われるうちはぜひ何度でも読んであげるといいですよ!

3歳~5歳

赤ちゃん時代を過ぎてちょっと年上になると欲求の他に、絵本の主人公への憧れが出てきます。

絵本を何度も繰り返して読むことによって、主人公になり切りってしまうのです。おはなしの中ではヒーローにもなれるしお姫様にもなれる…子どもの空想の世界が広がるきっかけとなります。

例えば「ぐりとぐら」は50年以上子どもたちに愛されている名作ですが、絵本はとっくに卒業した世代の人でも「ぐりとぐらのカステラを食べてみたい」という人が多いです。

それだけ子どもの頃に出会った絵本が与える影響は大きいものだと言えるでしょう。

想像力を欠くといじめの原因になることも

空想、つまり「想像力」も子どもの成長には欠かせません。最近の子どもたちの世界は複雑です。ちょっとしたことでいじめが起こります。

いじめが起こるのは「想像力の欠如」が原因ともいわれています。

「今、こういう事をしたたこの相手がどう思うか」「自分さえ面白ければ相手の気持ちなんかどうでもいい」…いじめをする子は潜在的にこのような傾向があります。要するに想像力がないのです。

子どもの頃に夢のある絵本を何度も繰り返して読んであげることは心の成長につながり、まわりのお友達と仲良くできる子どもが育つことになるのです。

子どもが何度も読んでもらいたい絵本の特徴は?

また、子どもが繰り返し読んでほしい絵本には特徴があります。

リズムとパターン

子どもは同じことの繰り返しが大好きです。

「桃太郎」も「どんぶらこ どんぶらこ」というリズミカルな言葉がでてきますよね。

また、犬・サル・雉にきび団子を渡す場面は同じことの繰り返し。このような1つのパターンを繰り返すことによってお話が進む絵本は子どもたちはとてもお気に入りです。

場面にあったわかりやすい絵

絵本の作家は一場面一場面を読者の立場になって描いています。

画面構成や色使いなどページを一目見ただけで視界にスッと入り心に残る絵は、やはり子どもは何度も読みたがります。

また、作者ならでは遊び心も隠れているのでそれを見つけるのも子供にとっては楽しみなのです。

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同じ本ばかり読むのは悪いこと?

女性

うちの子、同じ本ばかり読みたがって困っちゃうわ

…そんな声が聞こえてきますが、実はそれは決して悪い事ではありません

もちろん、良い事ばかりでもありません。

物事はメリット・デメリットが存在しますが、同じ絵本ばかり読む事についても同様です。

メリット

  • 記憶力がよくなる

よく、小さい子こどもが絵本をスラスラ読む事があります。

周りの大人は「もう字が読めるの?」と驚きますが、それは何度も何度も繰り返し読んでもらう事によって全部覚えてしまったのです。

まるで読んでいるかのようにページもいいタイミングでめくりますから全部覚えているのを暗誦しているだけなのです。

  • 子どもの欲求が満たされ安心する

1歳~2歳児の項でも述べましたが、「自分の定番」というものがあれば大人も安心しますよね。

子どもも好きな本を何度も読むことによって心が安定し、落ち着きのある子に育ちます

デメリット

  • 読む本が偏る

例えば乗り物の絵本が好きな子は乗り物の本しか選ばない。アニメ風の絵本しか読まない、そういうデメリットがあります。

こんなときはお子さんか何に興味があるを好きな絵本の中からくみ取って別の本を勧めてあげましょう

  • 同じ本ばかり読むと傷む

家にある絵本で一冊だけボロボロ…というものもあります。

それは何度も繰り返し読んだ証拠ですよね。本が傷むのは仕方ないのですが、それを逆手にとって本を大事に扱う癖をつけることができます。

ページが破れてきたらお子さんと一緒に修理してください。

筆者の経験ですが、長男が小さいころに絵本をうっかり破ってしまった時に

女性A

まあ、絵本さんかわいそう…お直ししてあげようね

と子どもの目の前で修理した事があります。

女性A

絵本さん痛い痛いね。もう大丈夫ね。これからは大事大事してね

と言いながら…。

なんと、その日から絵本を破ったことは一度もありませんでした

傷んでもいいのです。そんな時こそ本を大事にしようね、と教えてあげるチャンスです。

他の本も読んでほしいなら?

とはいうものの、他の本も読んでほしいのが親心ですよね。

そんな時には先にも述べたように、好きな絵本の中からお子さんが興味をもちそうな別の本を読んでみましょう。

たとえば車が好きなお子さんに別の本を読ませたい時は「ショコラちゃんのおでかけドライブ」はお勧めです。

主人公は女の子ですが、赤い車を運転してドライブに行きます。

途中でたくさんのハプニングに見舞われ…ショコラちゃんはどう解決していくのでしょうか、というお話です。

ショコラちゃんはシリーズ化していますし、同じ作者のはたこうしろうさんには別の作品もあるので作者繋がりで入り口を広げていくのもいいですね。

どうやって探したらいい?

それでは良い絵本はどうやって探したらいいのでしょうか。

東京こども図書館では絵本選びの1つのめやすとして「ロングセラーの作品」を勧めています。

先程述べたぐりとぐらは初版から50年経っています。

またミッフィーも60年以上世界中の子どもたちから愛されている絵本。

このようにお母さんも読んだ事がある絵本はお勧めです。

初版がいつなのか知りたいときは絵本の奥付に初版発行日が書いてありますからちょっと見てみるといいでしょう。

また、お住まいの地域の公立図書館でもお勧めの絵本を紹介してくれます。人気の絵本や珍しい絵本も読む事ができますので、ぜひ親子で図書館にお出かけになってみてくださいね。

読み聞かせはお母さんの声で!

いかがでしたでしょうか。

お子さんが同じ絵本を繰り返し読むからといって心配なざらないでくださいね。

しかし、どんなに素晴らしいストーリー、綺麗な絵であっても機械の声では子どもの心には届きにくいようです。

絵本はなるべくお子さんが信頼を寄せる大好きなお母さんの声で読んであげてください

その声の調子、読んでもらっている時の雰囲気などすべてが親子の大切な時間となってお子さんの心の栄養となるでしょう。

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